2018年8月スタートの趣味どき火曜日シリーズは「アジアごはん」。自宅で手軽に「アジアごはん」を楽しむコツを全8回で紹介します。2018年8月28日放送の第4回目は、トルコごはん。トルコ料理店店主・ムラートさんにトルコの家庭料理を学びます。
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目次
趣味どき アジアごはん 第4回 トルコ 遊牧民が伝えたヨーグルトギョーザ“マントゥ”
放送日:2018年8月28日(火)
放送時間:夜9:30~9:55 NHKEテレ
再放送:2018年8月29日(水) 午前10:15~10:40
再放送:2018年8月28日(火) 午前11:30~11:55 NHKEテレ
出演者
講師 トルコ料理店店主…ムラート・サルサカロールさん
来日17年目。12歳で家計を助けるために皿洗いの仕事を始め、17歳でイスタンブールに移り、一流ホテルのシェフとして活躍していました。26歳のときに日本のレストランからスカウトされて、日本にやってきました。
現在はトルコの食文化の魅力を伝えたいと料理教室を開く一方で日本の伝統文化を吸収しようと剣道を習い始めました。
ムラートさんのお店
トルコ料理ムラート
兵庫県神戸市中央区中山手通1-4-5 サブウェイサイドビル 8F
出演 かまいたち
居酒屋で働いた経験があり、料理が得意な濱家隆一さん(左)と食べるのは大好きだけど辛いのはちょっと苦手な山内健司さん(右)
ナレーション 二宮直樹アナウンサー
番組内容
“世界3大料理”の1つと言われるトルコ料理。遊牧民の伝統が息づき、乳製品を多く使います。教えてもらうのは、ギョーザをヨーグルトソースで食べる家庭料理。さらに、「羊飼いのサラダ」「白チーズを使った軽食」。どれも作り方は単純なのに、かまいたちが「トルコに住みたい」と言うほどのおいしさ。講師ムラートさんの、さりげなく厳しい指導も見どころです。料理初心者のかまいたち山内は、果たして認めてもらえるのか!?
引用:tv.yahoo.co.jp
トルコについて
アジアの西の端ヨーロッパとの境目に位置するトルコ。
古くから東西文明が交わる地として栄えてきました。さまざまな文化が折り重なり、共存しながら独自の文化を花開かせました。
トルコ人の祖先はかつて中央アジアの草原で騎馬遊牧生活をしていた考えられています。彼らは長い時間をかけ西へ西へと移動し、今のトルコにたどり着いたのです。
海や山に囲まれていて、ケバブや肉や豆やヨーグルトなどいろいろな料理があります。
トルコ料理は世界三大料理で、中国やフランスと並んでいます。
遊牧民が伝えたヨーグルトギョーザ“マントゥ”
トルコを代表する家庭料理で、マントゥとは、ギョウザみたいなもので、いうなればトルコ風水ギョーザです。
マントゥのレシピ
材料(4人分98個)
生地
- 強力粉 280g
- 卵 1個
- 塩 小さじ1/2
- 水 カップ1/2
具
- 牛ひき肉 150g
- タマネギ(すりおろし) 1/4個分
- ピーマン(みじん切り) 1/2個分
- パセリ(みじん切り) 大さじ2
- 塩小さじ 1/2
- こしょう 小さじ1
ヨーグルトソース
- プレーンヨーグルト 300g
- 塩小さじ 1/3
- にんにく(すりおろし) 1/4かけ分
トマトソース
- たまねぎ(みじん切り) 小さじ1
- にんにく(みじん切り) 小さじ1/2
- トマトペースト 大さじ1
- 塩 小さじ1/3
- コショウ 小さじ1/4
- とうがらし 小さじ1/2
- 水 カップ3/4
- オリーブオイル 少々
作り方
- ボウルに生地の材料を入れて良く練る。
- 生地がまとまったらぬれ布をかぶせて室温で30分間程寝かせる。
- 生地を2等分にして、打ち粉をし、28cm角に伸ばし棒で伸ばす。
- 包丁で生地を4cm角に切る。 ※生地はこれで完成
- 別のボウルに具の全ての材料を入れて、よく混ぜる。
- 具ができたら、4cm角に切った生地の上に小さじ1ぐらいずつ乗せる。
- 生地の真ん中に具を寄せ、生地を少し伸ばして指先で4角を持ち上げて合わせて具を中に包み込み、口をギュッと押して閉じる。 ※具を入れすぎないのがポイント
- 包んだマントゥを塩を入れて沸騰させた湯に投入して、7~8分間茹でる。
- ヨーグルトソースの材料を合わせて混ぜる。ヨーグルトソースの完成。 ※混ぜすぎるとサラサラになるので、混ぜるのは軽くで良い。
- 鍋でオリーブオイルを熱し、たまねぎとにんにくを軽く炒める。
- トマトペーストを加えて焦がさないように炒める。
- 水を加えて中火にする。
- 塩、コショウ、唐辛子を加える。
- 煮立ったら2~3分後に火を消す。トマトソースの完成。
- 茹でていたマントゥをザルにあげて、しっかりと水をきる。
- フライパンを熱して、バターを投入して溶かす。
- 茹で上がったマントゥを投入して、バターをからめる。
- 器に盛り付けて、ヨーグルトソースとトマトソースをかけて、好みでミントをのせて完成。
トルコの定番の軽食シガラ・ボレイ
本来はユフカ(小麦粉からできている薄い生地)と白チーズの春巻きですが、ユフカの代わりに春巻きの皮を使って作ります。
シガラとはタバコ(シガー)のこと。タバコのように巻いた形をしています。
シガラ・ボレイのレシピ
材料(8本分)
- 白チーズ 100g
- パセリ(みじん切り) 大さじ1/2
- 卵 1個
- こしょう 小さじ1/4
- 春巻の皮(市販) 8枚
- 揚げ油 適量
白チーズは、牛ややぎや羊の乳から作るチーズで、脂っこくなく塩気があるのが特徴のチーズです。
作り方
- ボウルに白チーズを入れて、フォークで崩す。
- パセリ、卵黄、こしょうをいれて混ぜる。 ※具の完成
- 春巻の皮の真ん中に具を乗せる。
- まず三角を作るように、手前の角を向こう側の角に向かって折る。
- 左右の角を内側に折る。
- 具のあるほうから、くるくると向こう側に巻いていく。
- 巻き終わりは卵白で止める。
- フライパンに油を170℃に熱する。
- きつね色になるまで揚げる。器に盛り付けて完成。
チョバン・サラタス
トルコ風サラダです。チョバンとは羊飼いのことで、サラタスはサラダのことです。羊飼いが仕事の合間にパッと作って食べたのが始まりと言われるお手軽サラダです。
チョバン・サラタスのレシピ
材料(2人分)
- タマネギ(粗みじん) 1/4個分
- トマト(薄切り) 1個分
- ピーマン(細切り) 1個分
- きゅうり(粗みじん) 1本分
- パセリ(みじん切り) 大さじ1
- 白チーズ(角切り) 適量
ドレッシング
- オリーブオイル 大さじ1と1/3
- レモン汁 大さじ1
- 塩 小さじ1
- ディル(乾) 小さじ1
- スマック 小さじ1/2 なければゆかりで代用可能。
※スマックとは、酸味のあるスパイスです。ウルシ科の植物の実を乾燥させて挽いたスパイスです。赤紫蘇の風味に似ています。
※ディルとは、セリ科のハーブです。
作り方
- ボウルにドレッシングの材料を入れて、良く混ぜる。
- 野菜を切る。
- タマネギときゅうりとパセリとドレッシングをよく和える。 ※硬い野菜から入れて和えていくのがポイント。
- 最後にトマトを加えて、崩れないように優しく和える。
- 器に盛り、パセリとチーズを散らして完成。
まとめ
ヨーグルトソースで食べるギョウザですがいかがでしたか?
食べたことがないので、いまいちイメージがわきませんが、かまいたちの2人は大絶賛でした。特に山内さんは、「来年からトルコに住みます!」というほど気に入っていたようです。
世界3大料理とは言え、作るのは手軽ですので、ぜひ挑戦してみてください。
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