きょうの料理、2019年3月11日はしらいのりこさんです。祝い事の多い季節に合わせ「みんなで囲む ハレの日レシピ」を2日間特集します。1日目は「春色押しずし」「甘煮くるみのおいなりさん」「焼きさばの棒ずし」のレシピをしらいのりこさんに教わります。
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目次
きょうの料理 みんなで囲む ハレの日レシピ 春色押しずし【3月11 日】基本情報
放送日
放送日:2019年3月11日(月)
放送時間:夜9:00~9:25 NHKEテレ
再放送:2019年3月12日(火) 午前11:00~11:25 NHKEテレ
出演者
講師 料理研究家…しらいのりこ
料理研究家。夫とのユニット「ご飯同盟」としても活躍中。
おいしい炊き方はもちろん、ご飯に合うおかずにも定評あり!
司会 柘植恵水
番組内容
「春色押しずし」はたい、サーモン、菜の花、錦糸卵の4色の押しずしを牛乳パックの型にモザイク状に並べたあでやかな一品。「甘煮くるみのおいなりさん」はくるみの食感が楽しい新感覚おいなりさん。黒糖でこっくり煮上げた江戸前風の油揚げもおいしい。おいなりさんは半分をオープンにするのもおすすめ!「焼きさばの棒ずし」は焼いたさばをご飯と一緒にラップで巻くだけの簡単ずし。脂ののったさばとすし飯がよく合う。
引用元:tv.yahoo.co.jp
春。卒業、入学、就職など家族や友人とお祝いする機会も多いですよね。
そこで今回は「みんなで囲む晴れの日レシピ」と題しまして、食卓がパッっと華やぐお料理を紹介します。
今日はうれしい寿司レシピです。
春色押しずしのレシピ
すし飯の上に四種類の具材を乗せて、型に入れて押します。
特別な道具がなくても、牛乳パックで誰にでも簡単にできます。
春色押しずしの材料(3~4人分)
- 米 360ml(2合)
- 米酢 大さじ4
- 砂糖 大さじ2
- 塩(すし酢用) 小さじ1
- 白ごま 大さじ1
- 新しょうがの甘酢漬け 20g(市販/せん切り)
- たい(刺身用) 4~6切れ(50g)
- サーモン(刺身用) 4~6切れ(50g)
- 菜の花 4本
- 卵 大1こ
- 酒 小さじ1
- 片栗粉 小さじ1/2
- 砂糖 小さじ1/2
- 塩(錦糸卵用) 少々
- 水 カップ2
- 塩(菜の花ゆで用) 小さじ2
- 酢
- 牛乳パック 1つ
春色押しずしの作り方
- 牛乳パックを洗って乾かしておく。
- 牛乳パックを縦半分に切る。
- 注ぎ口を閉じてテープなどで止める。
- 余分なでっぱりを切って、長方形の受け皿のような形にする。もう半分も同様に作る。【型2個の完成】
- 米は洗い、普通に水加減をして炊飯器で炊く。※必ず炊き立てのご飯を使う。押し寿司・いなり寿司・棒寿司などは、時間をおく寿司なので水を減らす必要はない。
- 容器に米酢・砂糖・塩をよく混ぜ合わせてすし酢にする。
- 炊きたてのご飯を盤台またはボウルに入れる。※飯台がなくてもボウルで十分。
- すし酢をご飯に回しかける。
- 手早く切るように混ぜる。※ご飯をあまり混ぜすぎると粘りが出てきておいしいすし飯にならないので、適度なところでやめる。
- なじんだらすばやくうちわであおぎ、余分な水分をとばす。
- つやが出たら、もう一度「混ぜる」と「あおぐ」を繰り返す。※混ぜる&あおぐ作業を同時にすると、すし酢が米になじむ前にとんでしまうため、必ず交互に行う。
- すし飯に白ごまと新生姜の甘酢漬けを加えて、さっくりと切るように混ぜる。
- ぬれ布巾をかけて人肌まで冷ます。
- たいとサーモンは軽く塩をふって10分間おく。
- 水けをキッチンペーパーで拭く。
- 酢にサッとくぐらせる。※傷み防止になって酢飯との相性が良くなる。ただしあまり酢につけすぎると身が締まって固くなってしまうので、サッとくぐらせる程度に。
- くぐらせた具材をキッチンペーパーの上に並べて、上からキッチンペーパーで押さえて軽く水気をきる。
- 卵をボウルで溶いて、酒・砂糖・塩・片栗粉を加える。※片栗粉を入れると破れにくくなり、フワフワで綺麗に焼きあがる。
- 卵液をフライパンで薄焼きにする。
- 薄焼き卵はせん切りにし、錦糸卵にする。
- 鍋に水と塩を加えて煮立たせる。
- 菜の花を鍋の湯に入れて1分間ほどゆでる。
- 冷水に放す。
- 水けを絞る。
- 半分に切る。
- 牛乳パックの型の中心の外側にマジックで線を引く。※型の右半分と左半分で違う具材を乗せるために、目安の線を引いておく。
- 牛乳パックの内側にラップを大きめに広げて敷く。
- すし飯を2等分にして、2つの型に詰める。
- 軽く押してならす。
- 型1コに中心線を目安にして、たいとサーモンを並べる。※隙間がないように少し重ね気味で並べる。
- もう1コに菜の花と錦糸卵をのせる。
- それぞれ余ったラップの端で上部にフタをするように包む。
- 2コを上下に重ねて冷蔵庫に入れ、30分間以上おく。※上の段が重石代わりになる。
- 上下を入れかえてさらに30分間以上おく。
- 冷蔵庫から取り出して、型から取り出す。
- まず具材の切り替わりの部分を切って2等分にする。※ラップごと切れば崩れにくい。
- 2等分にしたものを、さらに縦に半分に切る。※濡れ布巾を用意して、一回一回包丁を拭いて、刃のご飯粒を取り除いて濡らすと酢飯がくっつかない。
- 縦2等分にしたままくっつけて横3等分にする。※合計12等分の正方形に切る。
- ラップを外す。
- 器にカラフルになるように、それぞれの種類を互い違いに盛りつけて完成。(画像を参考にしてください。)
見た目もぐっときれいな春を感じさせる押し寿司です。
甘煮くるみのおいなりさんのレシピ
甘煮くるみは新潟では太巻きの具ですが、おいなりさんの具にしてもとても美味しいです。
甘煮くるみのおいなりさんの材料(10コ分)
- 米 180ml(1合)
- 米酢 大さじ2
- 砂糖 大さじ1
- 塩 小さじ1/2
- 油揚げ 5枚
- くるみ 90g
- 水(油揚げ煮汁用) カップ1と1/2
- 黒砂糖 大さじ6(粉末/または砂糖)
- しょうゆ(油揚げ煮汁用) 大さじ3
- みりん(油揚げ煮汁用) 大さじ2
- 水(くるみ煮汁用) 大さじ5
- 砂糖(くるみ煮汁用) 大さじ2
- しゅうゆ(くるみ煮汁用) 大さじ1
- みりん(くるみ煮汁用) 大さじ1
- 新しょうがの甘酢漬け 適宜
甘煮くるみのおいなりさんの作り方
- 上記のレシピ手順5~11を参考に、分量を半量にして1合分のすし飯をつくる。
- 油揚げは、油揚げの上で菜箸をころころ転がして、内側をはがす。
- 横半分に切る。
- 中を開いて袋状にする。
- 鍋に水を入れて沸騰させる。
- 沸騰した湯に入れて、ひと煮立ちさせる。※油抜きは熱湯をかけるやり方もあるが、ひと煮立ちさせたほうが油がすべて抜けるので、さっぱりとした味に仕上がる。
- ざるに上げて、水けを絞る。
- 鍋に水・黒砂糖・しょうゆ・みりんを入れる。
- 鍋を中火にかける。
- 沸騰したら、油抜きした油揚げを鍋の煮汁に入れる。※なるべく広げていれる。
- 落としぶたをする。
- 15分間ほど、汁けがなくなるまで弱めの中火で煮る。
- そのまま冷ます。
- くるみは包丁で粗く刻む。※くるみはポリ袋に入れ、麺棒などでたたいて砕いてもよい。
- 砕いたくるみをフライパンに入れ、水・砂糖・しょうゆ・みりんを加える。
- 弱めの中火で、汁けがなくなるまで2~3分間煮からめる。
- くるみの甘煮の1/3を別にとっておく。
- すし飯にくるみの甘煮の2/3量を和え混ぜる。
- ボウルに水を入れる。
- ボウルの水で手を濡らして、混ぜたすし飯を10等分して丸める。※きっちり丸め固める必要はないが、まとめておく程度でも丸めておくと後の作業が楽になる。
- 油揚げは握って絞らずに、両手の平の中に挟んでぎゅっと押し付けるようにして汁けをきる。
- 油揚げ5切れに5つの丸めたすし飯を詰め、袋の口を閉じる。
- 残り5切れはすし飯を詰めたら、袋の口を外に折り返し、残ったくるみをすし飯の上に飾りとして乗せる。
- 器に盛り、好みで新しょうがの甘酢漬けを添える。
黒糖で油揚げを煮込むと色に深みが出て、食欲をそそります。
焼きさばの棒ずしのレシピ
焼いたサバをご飯と一緒にラップで巻くだけのお手軽レシピです。
脂ののったサバと酢飯の相性は抜群です。
お土産に持っていくと喜ばれますよ。
焼きさばの棒ずしの材料(4本分)
- 米 180ml(1合)
- 米酢 大さじ2
- 砂糖 大さじ1
- 塩 小さじ1/2
- 塩さば(切り身) 4切れ(400g)
- 新しょうがの甘酢漬け(市販) 適宜
- 酢 大さじ2
焼きさばの棒ずしの作り方
- 上記のレシピ1の手順5~11を参考に、分量を半量にして1合分のすし飯をつくる。
- さばは小骨を除く。市販の骨抜き塩さばでもよい。
- バットに入れて、酢を全体にふりかける。※身が締まって、具として巻いたときに崩れにくくなる。
- 15分間ほどおく。
- 8~10分間ほど、魚焼きグリルで両面に焼き色がつくまで焼く。
- 粗熱を取る。
- まな板にラップを大きめに広げる。
- さばの皮側を下にして置き、すし飯の1/4量をさばの上にのせる。※身からはみ出ないように軽く成形しながら乗せる。この後にラップで巻いて固めるので、それほどきっちりと成形しなくてもよい。
- ラップでさばと酢飯を上下から包む。
- ラップの上から軽く押して形を整える。
- キャンディのように両端をねじる。
- 最終的に形をまとめる。
- さらにもう1枚ラップを広げる。
- 巻きすのように、ぎゅっと形を整えながらきっちり巻く。
- サイドに残ったあまりをきゅっと閉めて身にくっつける。
- 冷蔵庫に1時間ほどおく。※さばと酢飯がなじんでおいしいお寿司になる。
- ラップごと食べやすく切る。
- ラップを外して器に盛る。
- 好みで新しょうがの甘酢漬けを添えて完成。
きょうの料理3月号のテキスト
詳しい作り方とポイント、またアレンジレシピはテキストに掲載されています。
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